時の輪とインド占星術

インドやチベットの占星術についてのあれこれ

インド占星術基礎講座、初日!

休憩挟んで約三時間の講義でしたが、

いや〜、面白い.あっという間に過ぎてしまいました.

 

今日は、ヴェーダに始まるインド占星術の歴史、

また各星座やハウスの意味など、

基本のお話.

 

復習せねば♪

 

とにかく感動したのは、お得感!

三時間もの長丁場なのに、たったの五千円ですよ。

資料も豊富で、わかりやすい楽しい説明。

…先生、無欲過ぎます(^o^)/

 

良い先生に出会えた♡

 

 

 

占術の違いが、占断の違いを生む

占いにも、セカンド・オピニオンは必要だと思っている。

占い師と言えども人間だから、

ある種のカラー(就いた師匠のカラーとか、本人の押し出しとか)で彩られた占断になりがち。

同じ占術で複数に占ってもらった方が、

占断の精度は上がる。

 

面白いなと感じたのは、

例えば算命学士には調舒星中心(で身強)の人が多い。

ブログで宣伝している人に…と言った方が正しいかもしれないけれど。

で、そんな人達にそれぞれ占ってもらうと、

調舒星らしく美文を効かせた長い返信や、毒をまぶした言葉を返してくれる(^^;;;)。

だからこそ、同じ答えにどれだけの意味野———イメージの幅があるかよくわかる。

 

結局、その中から、饒舌さを削ぎ落として

核心の占断を取り出して初めて、

自分に関するニュートラルな姿が掘り起こされる。

 

こんな風に、占術が同じ場合は回答の違いは擦り合わせが効く。

 

ところが、占術が違うと全く様相が変わって来る。

当たり前のことなのだが、

迷い悩み答えを求める方は、それでは困るのだ!

 

だから占いは当たらない!

とか、

占い渡り鳥になっては、どんな道も歩けない!

とか、

そんな批判はこの際捨てて、

人類が文化として抱えて来たこの占いというものが、

発祥の地が違い、方法が違うが故に占断が変わって来たとしても、

真逆のことを指しては意味がないではないか!

という立場に立って、

占断の補正が行えたら素晴らしいことだと考えている。

そう。どこかをなんとかしたら、同じ答え…とまで言わなくても、

同じ方向をさすように。

 

私は算命学では、

「母と別れたか、仲が悪かったのでは?」

「もしも同居することになったら、お互いいない振りをして」

などと言われた。

ところが、インド占星術では、

「お母さんとの相性がいい」「同居はお勧め」

と言われる。

実際は、母とは今は仲がいい。

が、大学入学まで同居している間は、口うるさくて閉口していた。…しかし、殆どの人が思春期から青年期ってそういうものじゃないだろうか?

問題は今後だ。

母と同居するのか、しないのか?

した方が良いのか、するとお互いダメになるのか…!?!

ああ、悩ましい。

 

もう一つ。

インドの文化を貪欲に何でも吸収して来たチベットは、

何故か占星術だけは、採用しなかった。

彼らは、後期密教経典『カーラチャクラ(時輪)・タントラ』(11世紀)に基づいた天文学占星術を取り入れ、

以後、現代に至るまで六十干支に相当する十二支と五行の組み合わせを用いている。

 

これはなぜなのか???

論理学が発達した極めて明晰なチベット仏教を思うと、

何か不都合があったに違いない。

 

チベット占星術は、天文・暦学・医学院で学ばれるほど、精密で高度なものだから、

「ちょっと近所で」学ぶようなことは出来ないだろうが、

いずれはこの謎に挑みたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

インド占星術を学び始める!

<ことの次第>

これまで、趣味で西洋占星術をやっていたけれど、

なにかとどうもピンと来ない。

誰かについて習うほどの気持ちにもならず、

単なる趣味でしかなかった。

 

そんなある日、インド占星術の鑑定を受ける機会があり、

受けてみたら、その精度の高さに感動!

是非とも学びたくなった。

折よく、その先生が7月から基礎講座を開講されるとのこと。

即、参加決定!

好きなこと、感動したことに対する思い切りだけはイイ。

 

ただ、驚いたことがある。

インド占星術では、サイデリアル・ゾディアックという方式を使用しているため、

古代バビロニア同様、空間に固定された星座帯でホロスコープを作る。

ところが、現在の西洋占星術は、

72年に1度逆行する春分点を考慮に入れた、

トロピカル・ゾディアックを使用するので、

既に現在では、サイデリアルとは24度も違って来てしまっていると言う。

 

つまり、西洋占星術で太陽星座が乙女座、上昇宮射手座の人は、

インド占星術では太陽星座が獅子座、上昇宮が蠍座になってしまうのだ!

柔軟宮の人が、不動宮の人になってしまう!

 

これは由々しき事態である。

性格なんて真逆になる!

どうしてくれるのだ?!

 

で、実際の私は、インド占星術の方がしっくりきた。

占いの人達は、自分のお仕事との兼ね合いもあるから、

なかなか西洋占星術とインド占星術の擦り合わせのようなことはやってくれない。

だから、全く「趣味」の私が、

学びながら、それぞれの占術の違いと占い結果に対する対処法などを

検討しようと考えた.

 

それからもう一つ.

実は、算命占星術も好きで「趣味で」よく関連本、関連ブログを読んでいる.

ただ、なかなか「この人に学びたい!」と思えるひとに出会えず、

これもまた「趣味」に過ぎなかった。

 

算命術で言うと、私は大運天中殺の時期に入っており、

これが20年続くらしい。

仮に陽転した場合、

最後の5年間はグラウンディングするべく、

色々なものを捨てていかねばならないとか。

 

ところが、である!

インド占星術だと、

もうすこししたら「社交的になる」金星期に入り(20年)、

その先には「自分を押し出す」太陽期が続くらしい(さらに6年)。

都合26年は、悪くない期間らしいが、

どうするのだ?

13年くらいしたら私は、捨てるのか、社交的に押し出すのか?

捨てて社交的に押し出すのか???

 

非常に悩むところであるから、

これもまずしっかりインド占星術を学んで、

算命術と較べてみなくてはいけない。

 

それぞれの違いと、実際に当たったかハズレたのかを検証すべく、

このブログを始めることにした。

 

実証開始は、7月から。